国立民俗学博物館(1)
記事/ハタチのもも(2003/10/29記)
いつもは京都太秦映画村に行く時に乗る、大阪モノレール。今日は、途中下車して、万博記念公園内にある『国立民俗学博物館』に行った。
今までは、友達とばかり行っていた所だが、今日は一人でブラリとでかけた。友人と行って昼食をとって、おしゃべりしながら見てまわるのも楽しいものだが、じっくり、ゆっくり見るためには、平日に一人で行くのが一番!! 勿論、展示物を一つずつ丹念に見てまわった。結局、常設展の半分しか見ることが出来なかったが、それでも十分満足した。残り半分と特別展はまた近いうちに見に行きたいと思っている。
さて、展示物の中で、目に付いたインドの山車のが、『インドの山車』である。この新聞でも話題になった『祭り』に繰り出される、神様の乗り物のことである。写真の山車には、南インド、マドラスの中心部にあるパールッタサーラティ寺院の主神、パールッタサーラディの神像が納められている。毎年4~5月に10日間にわたる大祭が行われ、7日目に山車は寺院の外に引き出され、信者が綱でひいて市中を練り歩くそうである。日本の文化は、シルクロードを通って、インドから来たのだ!と再認識した。
あと半分も早く見たいし、今日じっくり見た所も、もう一度見たい。見れば見るほど、もっと見たくなってしまうのが、この博物館である。大阪にお越しの際には、是非お寄りいただきたい所だ。
この博物館がある場所は、太陽の塔1970年に開催された、万国博覧会の跡地である。
中央口から入ると目の前に、故岡本太郎さんデザインの『太陽の塔』がそびえ立っている。
かつては、太陽の塔の周りには大きな銀傘があった。今は、その痕跡が少し残るだけで、青空が大きく広がっている。万博終了後も残っていた銀傘の下で、コンサートなどがあり、よく見に行っていた私にとって、あの銀傘がなくなった時には、一抹の淋しさを覚えたものだった。今は、その場所で、日曜日ごとにフリーマーケットが開かれている。