大江戸鉄火場劇場
記事/ののこ(2004/1/14記)
京の都のお役者権蔵一座がお江戸の町に参上ってわけで、ご一行様が江戸千代田のお城の近く紀尾井町にある、旅籠新大谷ならぬホテルニューオオタニで東京イベントの「大江戸鉄火場劇場」が梅の間で行われました。
私は1月2日に友人と一緒に出かけ、りえさんやりえさんのお嬢さんお二人と孫のるなちゃん、くりちゃんと、お嬢さん、そしてつるさんの所のけんとさんとも行きあったよ。
公演は、11時、15時、20時の3回で、去年元旦に行ったときは時間の関係で1回午後の公演しかみられなかったけれど、今回は2回見られました。
1回目は国定忠治、2回目お竜2代目でした。両方とも可笑しくて、お腹の筋肉が?よじれるほど。国定忠治では若い町娘をつるさんは悪役?で町娘を拐かし、脅す場面で彼女ととつるさんたちのやりとりが面白かった。町娘が「・・・が恐い」と、言うたびに場内は笑いの渦に包まれた。何が恐いかって?ここでは言えない。
2回目の公演のつるさんの美川憲一の歌にのせて、あの紅白歌合戦の美川憲一をしのぐほどの踊り・・若い時、実際の美川憲一を見て、彼の姿にイメージが壊れたように、あのつるさんのお姿を見て、ガラガラ、目の前を大きな岩が崩れ落ちていくような錯覚に陥った。
ここではつるさんは仲間に斬られた死体役。手下や親分が煙草入れを題材にしたやり取り、死んでるはずにつるさんがお尻をかいたり、指さししたり、挙げ句の果てには生き返ったり。もう可笑しくて涙目で見ていた。
今回は権蔵親分に上野秀年さん、2代目お竜さんに渋谷めぐみさん、忠治が下元佳好さん、タコが杉山幸晴さん、町娘お春には島田佳子さん、そして七之助がつるさんでした。
丁半ショーも楽しくて、ツボ振りお竜さんの艶姿にうっとりしながら、とっても楽しめました。特にるなちゃんがほほえましかったなあ。今頃、りえちゃんの家、りえちゃん相手にやっていたりして。丁半ショーというのは意外とその人の性格が分って面白いものだ。私はどうももったいなくてチマチマかける方だし、りえちゃんは思い切った性格らしい。 親分とのやりとりもおもしろかった。親分が私をお内儀なんて呼んで。私としては、せめてご息女とか・・呼んで貰いたかった。無理だろうな。
帰りにお土産の袋に入っていた、手袋をお土産として息子に渡したら、喜んでいたし、親分から頂いた小判がうちでは何故か仏壇に息子によって供えられている。家宝だって。(笑)
そんなこんなで楽しい1日が終わりましたぁ。去年はその後熱を出し、寝込んだけど、今回は熱が出るほど、ショックを受けたような気がしたけど、免疫が出来たために大丈夫だった。
つるさん、本当にお疲れさまでした。ありがとう。来年もまた会おうね!!
最後につるの舞いの様子を歌にしました。
京の都のお役者一座
帰ってきましたお江戸の町へ
私はお役者つるの丞
皆様久しゅうございます
さあさみんなで見ておくれ
つる舞う姿の艶姿
蝶よ花よと舞い踊り
ながす視線の色っぽさ
見事に踊りきったなら
拍手喝采願います
いいえ私はさそり座の歌が流れる舞台の上で
曲に合わせて舞う姿
皆様手拍子願います
私はお役者つるの丞
再びお江戸に帰るその日まで
皆様お忘れなきよう願います