竹取物語
記事/たぬちゃん(2004/11/16記)
竹取物語っていうと、昔話を思い出してしまいます。でも、今の時代にもあるのです。竹取の翁が・・・
そろそろ、竹取の翁のシーズンになってきました。家の庭の片隅に、竹林があるのですが、毎年竹を伐るのです。
何のためだって? 笛を作るんです。
竹を伐ったら、2、3か月外で乾かし、さらに切りそろえて数年乾燥させます。こうしてできあがった竹はこれ。
乾燥したら、竹に穴を開けて、荒削り。ここで、調律もします。この後仕上げて、漆掛けをするのですが・・・
これが曲者で、荒削りでビンビンに鳴るようにしてある笛も、漆掛けが済むと、鳴りが悪くなってしまい・・・
またやり直しってことがたびたび。
当方に笛を注文してくる人は、鳴る笛を求めてくる人ばかりなので、鳴らない笛は問題外。
結局、直していると時間がかかりますから、採算は取れません。
こんなことしてたら、いつからか、笛師と呼ばれるようになってしまったのです??
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