大江戸鉄火場劇場2
記事/ののこ(2005/1/19記)
さて今年もやってきました。京の都の権蔵一座。しかし大晦日に、大雪連れてくるとは思わなかった。それも21年ぶりの大晦日の雪を…。(笑)
例年通り大江戸、千代田の城にほど近い紀尾井町にあるオオタニ一家に草鞋をぬいだって事で、巷じゃ大変な騒ぎで。
というわけで、ホテルニューオオタニで東映の役者さんたちによる東京イベント「大江戸鉄火場劇場」が催された。
イベントは元日と、2日の二日間で、11時、3時、8時の3回行われた。
私は2日の日にイソイソと電車と地下鉄に乗り込んで目的地を目指した。 私は11時と3時の2回を見た。
1回目は「江戸を斬る」の主題歌西郷輝彦の「願い」が流れ、しばらくすると、あの、そう「さそり座の女」の曲が。そして曲にあわせてしずしずと現れて川鶴晃裕さん(ここから‘つるさん’とします)がピンクのチャイナドレス、白い長い手袋、そしてあのジュリアナ風の扇子。携帯動画を撮ろうと待ちかまえていたところ、思わず唖然、呆然、自我消失、後で撮した動画を見てみると・・写真は・・足、胴、頭だけ。それほどだとは。
今回は1回目は「若様が斬る」。これは下元佳好さんが若様、島田佳子さんのお光さん、との結婚話にまつわる話も面白くて、つるさんたちのチャンバラも迫力満点、まるでテレビの中の斬り合いシーンをみているくらい迫力があった。(つるさんのチャンバラシーンは、以前太秦映画村で岩須さんとの即興殺陣をてぃあらが撮影したものがあります。どうぞ『天映シネマ館』でお楽しみ下さい。)
1時半から忍者ショーがあり、普段スタントで活躍している役者さん達の演技や子供相手に剣術指南は面白くて、迫力やスピード感がたまらなかった。
3時からつるさんの2回目公演。最初は日本髪すがたの歌手の人が美空ひばりや自分の持ち歌などをしっとりと歌い上げた。これまた歌が好きな人にはいいかもしれないなと思った。
さていよいよ今度は「嫁いびり」、島田さん演じる嫁おいねと私としては初めて見る上野秀年さんの女形お寅さん、そしてガリ役つるさんや糸瓜役の松永吉訓(よしのり)さん(2003年末、つるさん達と共にアメリカ巡業[サムライミッション]に同行された4人メンバーのお一人です)やタコ役杉山幸晴さんたちのやりとりがまさに抱腹絶倒、会場が笑いの渦に巻き込まれた。
相変わらず渋谷めぐみさんのお竜さんは素晴らしかった。ついうっとり。
これらの劇の後、お楽しみの丁半ショーがあった。今回は1回目に挑戦。これまた難しい。私は相変わらずチマチマ、チョロチョロ、横をみるとお隣さんはどさっと。どうも性格がここではっきりするらしい。
つるさんのところの掲示板に訪れる常連仲間で‘ねことねずみさん’とご一緒させていただいたが、この丁半ショー、3回中、最初の1回はお客が勝ったが、2回目はお竜さんの勝ち、3回目はねことねずみさんによると、お客が泣いたそうだ。これって先がわからないから面白いと思う。
最後にはお土産もたくさん頂いたし、家宝の小判(太秦映画村で販売しています)(笑)も増えたし、そんなこんなで楽しい1日は終わったけれど、相変わらずホテルでは迷子になって記録更新をしてしまったり、肝心のつるさんとのツーショット、あのショックのあまり、忘れてしまったのが残念だ。
つるさん、権蔵親分、お竜さん、お光ちゃん、タコさん、マツさん、若様お疲れさまでした。今回は上野さんの二役も見られたし、とても幸せです。来年も楽しみにまってます。また迷子の記録更新をすると思いますが。
今回のつるの舞の歌はつるさんのホームページに載せて頂いております。