我が家の七五三
記事/さっちゃんはね♪(2003/12/4記)
11月15日は七五三である。
男の子は三歳と五歳、女の子は五歳と七歳になったことを祝い、さらなる成長を祈るこのお祭りの起源を調べてみた。
まず三歳は、平安時代は男女とも生まれて七日目に産毛をそり、それから三歳までは坊主頭で過ごし、三歳の春にこれから髪の毛を延ばすという儀式を行ったという「髪置(かみおき)の儀」が発祥といわれる。
五歳は、「袴着(ちゃっこ)の儀」といい、初めて袴を着るという儀式で、これは現代でも宮中では行われているという。
そして七歳は「帯解(おびとき)の儀」。小さな子供の時は、着物にひもをつけたものを着付けていたが、そのひもを取って大人と同様に帯を結ぶという儀式である。
昔は乳幼児の死亡率も高かったであろうから、2年ごとに区切りながら、無事に大きくなったことを喜び、徐々に大人と同じ風習を身に付けていこうとしたということなのだろう。
これらの儀式が行われたのが11月15日だったという説もあるが、「七・五・三」を足すと15になるからという説もある。
さて今年は、我が家も子供たちの七五三のお祝いをすることにした。
本来は数え年の年齢で行うのが通例だが、うちの場合は年子であるので、長男は数えの五歳、次男は満三歳ということにして二人まとめてお祝いすることにした。(実は去年、長男満三歳、次男数え三歳でするつもりでいたのだが、タイミングを逸していたのだ)
お祝いといっても、普段よりちょっと「いい服」を着て、近所の神社(歩いて3分)にお参りに行くだけではあるが。
子供たちは初めて着る服にゴキゲンで、長男は初めて着けるネクタイに「父さんみたい」と大はしゃぎ。靴はいつものスニーカーだけどまぁいいじゃんってことにして、天気もいいし、神社に着くまでにどんぐりも拾えたし、終始ニコニコだった。
でもお参りが終わって記念写真を撮るや否や、千歳飴の袋を開けて「コレ食べていい!?」と花より団子状態であった。まぁ、このマイペースさが子供らしくていいと言えばいいのだが。
それでも、帰宅してからもしばらくは服を着替えるのが名残惜しそうだった。
追記:ちなみに、彼らがお気に入りのこの一張羅は、てぃあら♪社主から譲り受けたお下がりです。この場を借りて深く御礼申し上げます。